帰ってきた3210

十数年ぶりに帰ってきた!

現代童話 続き

留守番中の八

ハチ、退屈しのぎに駐車場に出て、鉄の帰りを待っていると、向こうから倉庫番のオジサンが、来る

のがみえました。初めての出会いです。ニコニコ笑いながらハチに仔犬もいたんだ!ハチの顔を撫でながら、話しかけてきました。ハチを抱きあげて、いっしょに倉庫まで連れてきました。中にはいって、ハチにあげるジヤムパン🍞をハチにさしだしあどけないハチをみつめています。鉄は先ほど外出するのを見ています。

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八に向かって、八が

ちゃんとお留守番しててねといって、広い駐車場を抜けて、並びのこれも大きな倉庫の前を抜けて、公道に出ます。歩いて20分もすると、洋食屋に出ます、裏にでて、正座しながら、ぢ~とマスターがでてくるのを待っています。しばらくして、マスターが


タバコを吸いに表にでてきました、八を見ると

お~来てたのか八!彼が八の命名者です。八


は、人を惹きつける眼差しを備えています、待ってなよ!今もって来てあげるからな、山盛りのご飯のうえには、八の好きな

豚肉がのっています。しばらく振りの八を見て、マスタ~の

顔がほころんでいます。お客がきたようで、八!いつでも来なよ!といって、中に

入っていきました。

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あ!お父さんが

口に食べものを咥えて、せまい路地を小走りにくるのが見えました。今日はビニール袋を咥えています。八のまえにくると袋のなかから ボウルをまず取り出し、次にミルクの袋をちぎり こぼれないようにボウルに入れました。帰る前におばちゃんから教えられたとぅり、鉄は利口ですから、それに 鳥の唐揚げ。鉄は優しい眼差しで見ています。